すぐそこの海水より、沖の海水の方が汚染されてないとか、海底付近の方がいいとか、
分かりませんが、今回できた塩とにがりは究極の地産地消!
塩をつくる過程はかなり面白く、最終段階で煮詰め中、だんだんと白いサラサラしたものが底に溜まっていきます。一度試してみるといいかも。へぇ~おもしろいってなりますよ。
子供の握りこぶし一個分の塩のと、60mlのにがりが出来ました。にがりの量は煮詰める時間によって変わります。
このにがりを使って、つぎは豆腐作りです。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
<苦汁分の成分は?> 苦汁分の主成分は、塩化マグネシウム(MgCl)と硫酸マグネシウム(MgSO)です。塩化マグネシウムは、長時間焼く事によって酸化マグネシウム(MgO)となってある程度は苦汁分は消えますが、硫酸マグネシウムの場合には、いくら焼いても30%程度しか消えません。
海水を乾燥させて作った塩を、すぐにそのままでは食べず、必ず、カマスと呼ばれるムシロを2つ折にして作った袋に入れて、吊るして保存していました。これは、苦汁分(ニガリ)を分離する目的の為です。
苦汁分(ニガリ)は比重が重いので、吊るしておくと必ず下の方に苦汁分(ニガリ)だけが落ちてきますので、別の容器に受けておいて、カマスの中には、苦汁分(ニガリ)を含まない塩だけを残します。
苦汁分(ニガリ)は、豆腐を作る時などに使い、料理とか漬物には、苦汁分(ニガリ)を含んでいない塩を使ってきました。
何故そのように、工夫しながら〔苦汁分〕と〔苦汁分を含まない塩〕を分けて使ってきたのでしょうか?
天然100%が安全であるならば、海辺の人達は海水を料理に使用していたのではないでしょうか?
料理を作るときに使う塩なんて、少量で十分なのですから、海水をそのまま少しずつ使えば良い筈なのです。
わざわざ面倒な時間をかけてまで、カマスに塩を入れて保存したり、苦汁分(ニガリ)を分離する必要があったのでしょうか?
昔から、「絶対に、海水を飲んではいけない。」とか「海水を料理に使ってはいけない。」と先祖から言い伝えられました。
何故でしょうか?
これは、苦汁分(ニガリ)が人体には有害であるという事を体験的に知っていた祖先からの言葉だったのです。
苦汁分を利用して豆腐を作ったのは先祖の知恵であり、苦汁分の害を消す為の一つの手段だったのです。 苦汁分の持つ性質が、大豆の蛋白質に働いた結果が豆腐です。 豆腐は、苦汁分が働いてしまった結果ですから、苦汁分の性質は無くなり、人体に対しては無害となるのです。
そのように、先祖は工夫しながら苦汁分の害を消して食べていたのです。
そして、料理とか漬物には、苦汁分を含んでいない塩を食べてきました。
ふむふむ…。
返信削除博美さん ミネラルやマグネシュウムを多く含んだ自然塩はいい!って人と、良くないって言う人がいますよね。なんでも、程ほど(適度)に摂取するならいいと思うんですが^^ でも、昔からの言い伝えには注目しなきゃです。
返信削除