2011年9月11日

びわの葉療法

インドのお釈迦様の経典(仏典)のひとつ『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう)の中で、ビワの木は「大薬王樹」、ビワの葉は「無憂扇」と呼ばれ、大変優れた薬効があると伝えられています。
例えば、「大薬王樹、枝、葉、根、茎ともに大薬あり、病者は香をかぎ、手に触れ、舌で舐めて、ことごとく諸苦を治す」と記されています。

禅文化研究所の文献によれば、ビワの葉療法は鑑真和尚(唐招提寺建立)が中国から日本に伝えたとされています。特に、時の天皇、聖武天皇のお妃の光明皇后が730年に「施薬院」(今の病院)を創設し、そこでもビワの葉療法が行われていました。
一般には、お寺の僧侶が寺の境内にビワの木を植えて檀家の人々や村人にビワの葉療法を行い、病人を救ってきました。
しかし一般には「ビワの木を庭に植えると病人が絶えない」とか「縁起が悪いのでビワの木を庭に植えてはならない」という迷信がありました。

ビワの葉の成分は、
アミグダリン配糖体・果糖・蔗糖・ブドー糖・クエン酸・酒石酸・タンニン酸・リンゴ酸・澱粉・デキストリン・マルトース・葉緑素

ビワの葉にはガン細胞を正常細胞に変えるアミグダリンが多量に含まれガンに効果があります。いろいろな痛みとか慢性化した病気、ヒフ病、喘息、アレルギー等身体全般の助けをします。


ビワの葉を直接患部に貼る方法
ビワの葉は色の濃い古い葉を使用します。これを患部に当てて貼っておくと、体温によりビワの葉が温められて薬効成分が少しずつ皮膚から浸透し、痛みや腫れがとれたりします。
例えば、捻挫や末期ガンの痛みに奏効したという事例があります。
体温で葉がすぐにバリバリになるので、葉の上にラップや油紙を貼っておくとより効果的です。

金地院療法(ビワの葉をあぶって撫でる方法)
臨済宗の寺、金地院(こんちいん:静岡県引佐郡細江町)で河野大圭(こうのたいけい)師が行った療法で、これにより難病に苦しむ20万人以上の人々が救われたと言われています。
緑の濃い厚手の生葉の光沢のある表面を焦げない程度に火であぶり、2枚合わせて両手で10回ほど擦り合わせ、これを1枚ずつ両手に持って熱いうちに皮膚に直接密着させ、押し揉むようにして撫でます。
撫でる場所はまず腹部を6~7分、丹田とみぞおちを入念に行い、その後、背、肩、腰、尻まで全部で10分程度行います。
最後に局所、例えば肝炎なら肝臓部の腹部と背部に行います。

枇杷葉湯(びわようとう:ビワの葉茶)
ビワの葉を煎じて飲む方法です。
昔から夏負けや暑気あたり、食中毒や大腸カタルの予防の保健薬として愛飲されてきました。
胃腸の弱い人、咳・痰切り、慢性気管支炎などに良いとされ、尿の出が悪くむくみのある場合には利尿作用を発揮します。
また、濃く煮出した煎じ汁は切り傷、虫刺され、アトピー性皮膚炎、かぶれ、やけど、日焼けに良いとされます。
まったくクセのない味で、誰にでも抵抗なく飲めます。

ビワの葉酒
普通の果実酒を造る要領で、よく洗ったビワの葉をホワイトリカーに漬けます。
ビワの葉酒は、口内炎、歯槽膿漏、水虫などにつけると良いでしょう。
また、杯半分ほどを薄めて飲むと、風邪を引きにくくなる、胃腸が丈夫になる、疲れにくくなるなどとされ、多くの人々に愛飲されています。
喉が痛い時には、ビワの葉酒を薄めてうがいしたり、薄めたものを喘息の蒸気吸入器に入れて使用するのも良いようです。
また、ビワの葉エキスを使った温湿布という方法もあります。例えば、捻挫、突き指、鞭打ち症、慢性病などに奏効したという事例があります。

詳しくは、ビワと健康のホームページを http://homepage2.nifty.com/biwa-fukyukai/


びわの葉療法の事は知っていましたが、びわの木が身近になかったので
なかなか試すことができませんでした。

が、近くにびわの木発見!!!ということで 今日、びわの木の生えているお宅に
おじゃまさせてもらい、何枚か葉っぱをいただいてきました。
出てこられたのは、日本人の奥様!!きゃ~何たる偶然。

今後もどうぞご自由にお取りください!ですって

欲しい方います???

帰り道、高級だよ ほんと!なヴォッカを買ったので、
びわティンクチャーとお茶を仕込んでみます。


頭が痛いので、炙ったビワの葉をおでこに当て、ビー二ーをかぶってます。
頭痛が和らいできたような、、、



たのしいな~ こういうの。